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2013/09/10

TNCテレビ西日本放開局55周年記念ドラマ「めんたいぴりり」と川原俊夫さんについて

博多の名物である「めんたいこ(辛子明太子)」って誰が作ったか知っていますか?今回は福岡・博多の辛子明太子を作った人の話です.

辛子明太子はスケトウダラの卵に唐辛子を入れたもので,戦前から釜山などで作られていたようです.

この辛子明太子は諸説いろいろあるようで,「明太子開発史」ではその歴史について詳細に書かれています.

幸いにも図書館にあったので予約して読んでみました.6千円近い金額なので購入するのはちょっと気がひけます.

明太子というよりも「辛子明太子(唐辛子が入った惣菜としての明太子)」は,
・戦前の釜山
・戦後の下関
などで作られていたようです.ただ,これは現在の辛子明太子とは異なり,唐辛子をまぶした形状となっていました.

めんたいこのかねふくによると,明治40年に樋口伊都羽さんが釜山で販売を始めたとあります.

その後,戦争が終わって釜山から日本に戻ってきた人たちがその味を懐かしんで日本流の辛子明太子を作り始めました.

それが「ふくや」の「味の明太子」です.

「ふくや」は川原俊夫さんが中洲市場で戦後開いた食料品店です.この川原さんは韓国・釜山生まれで満州を経て戦後福岡に移住しました.

この「ふくや」で川原さん流の辛子明太子を長い期間にわたって開発し,独自の「粉末状の唐辛子」をまぶして調味液にひたす新しいタイプの辛子明太子を作ったのです.

この辺りは川原俊夫さんの息子である川原健さんの著書「明太子をつくった男: ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営に詳しく書いてあります. 」

これも図書館にあったので借りて読みました.川原俊夫さんという人がどのくらいすごい人だったのかというのがよくわかる本です.

この本ではふくやの「味の明太子」の製法について特許を取らなかった話や,逆にみんなに作り方を教えて回った結果福岡の名物と呼ばれるまでになった話(調味液の配合だけは教えなかったようです)や,品質と価格のために最後まで直営にこだわった話,最後には福岡市の長者番付に載り,「俺が払った税金で道路ばたてとると」と育ててもらった福岡に税金という形で恩返しをした話などがたくさん書いてありました.

で,この本をベースにふくやの川原俊夫さんの人生をドラマにしたものがTNCテレビ西日本開局55周年記念ドラマ「めんたいぴりり」です.「め」んたいぴりりと「め」を強調して発音します.ここではふくやではなく「ふくのや」ですが,この本にあるエピソードなどをふんだんに織り込んで実に丁寧につくっていました.

このドラマは2013年夏に第一部・第二部が福岡地区限定で放送され,かなり人気となりました.福岡県志免町出身の富田靖子さん(田富出身だから富田というのはホントなの??)とバリバリの博多弁を使いこなす博多華丸さんの主演で第一部が第二次世界大戦終了まで,第二部が戦後篇の二部構成でした.

しかも第二部は15分×16回(4週)の連続ドラマとなり,福岡では「あまちゃん」なみの人気でした.

現在ではyoutube上に結構長めのダイジェスト版がアップされていますので上のリストからどうぞご覧下さい.

主題歌は第一部・第二部ともに「風味堂」がうたっています.第二部の主題歌である「夢を抱きし者たちへ」はめんたいぴりり版のミュージックビデオが公開されています.

テレビ西日本開局55周年記念ドラマ『めんたいぴりり』主題歌&エンディングテーマ - Single
iTunesで見る
テレビ西日本開局55周年記念ドラマ『めんたいぴりり』主題歌&エンディングテーマ - Single
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このドラマの監督は江口カンさんという人で,福岡を拠点にCM制作などを行なっている人で,海外や国内の広告賞などを数多受賞している素晴らしい人です.

先日の2020オリンピック招致のIOCプレゼンの冒頭で流れたこの映像も江口カンさんがクリエイティブ・ディレクションということで話題になりました.

そしてこの「めんたいぴりり」なんですが,放送後もTNCへの再放送のお問い合わせが相次いだようで,この度9/21(土)にTNC西日本放送にて12:00-17:30の5時間半!に渡って第一部・第二部の再放送が決定しました.

まずはこの再放送を福岡のみんなで見て応援することでひいては全国放送やDVD/Blue-ray化が決まることでしょう.

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