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2013/06/01

【DDNS】Chromeリモートデスクトップで外から自宅PCを使ってみる【WOL】

前にChrome用アプリCHROMEリモートデスクトップで「リモートサポート」を使ってみたという記事を書きました.
Chromeリモートデスクトップアプリでは,接続方法として「リモートサポート」と「マイパソコン」があります.前回は「リモートサポート」を使ったのですが,「マイパソコン」を使うと外出先のPCから自宅のPC(同一Googleアカウント)が操作できるようになるのです.

「マイパソコン」の操作自体は「リモートサポート」とほぼ同じなのですが,ここでひとつ問題がありました.
自宅のPCはスリープしているのです.

Chromeリモートデスクトップを利用するには,コンピューターの電源がついている必要があります.外出先から自宅のPCを利用するためには「自宅のPCをスタンバイから復帰させる」必要があります.

今回は,我が家の環境(プロバイダー:Yahoo!BB ADSL【Softbank BB ADSL】,ADSLモデム:トリオモデム,無線LANルーター:BUFFALO WHR-300HP)の設定を変更し,外部から自宅PCを起こしてChromeリモートデスクトップが使えるようになるまでをまとめてみました.

今回のエントリーは以下の内容となっています.
OSやBIOSをWOLに対応させる
ADSLモデムの設定
WHR-300HPの設定を変更する
Chromeリモートセットアップを使ってみる
DDNS(CyberGate)とDiCEを使って独自ドメインを取得する
それぞれのリンクをクリックすることで説明の文章につながります.

OSやBIOSをWOLに対応させる

まず最初はOSがスタンバイ状態でWOL(Wakeup On Lan)に対応するように設定してみます.今回使用したのはWindows Vista Home Premium.Windows 7でもほぼ同じです.

Windowsでは,「マジックパケット(Wikipedia)」を使ってPCをスタンバイから復帰させる仕組みがあります.マジックパケットとは,FF:FF:FF:FF:FF:FFに続いてMACアドレスを16回続けて送信するパケットのことをいいます.このマジックパケットをPCが受け取るようにBIOSとOSで設定することで外部からマジックパケットを投げることでスタンバイから復帰できるのです.

OS(Windows)では,デバイスマネージャーにあるネットワークアダプタのプロパティ→「電源の管理」の設定を変更します.

Magicpacket1a


「このデバイスで,コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックを入れ,その下にある「管理ステーションでのみ,コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックを入れます.

ちなみにWindows 7ではこの通り「Magic Packetでのみ,コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックを入れます.

Magicpacket_win7

また,ネットワークアダプタのプロパティ→詳細設定にあるWOLに関する設定を見ます.ここはネットワークアダプタによって異なると思います.私の所にあったのは以下の2つ.ひとつは「Wake Up Capablities」を「Magic Packet」に.

Magicpacket2a

もうひとつは「Wake On Magic Packet」を「有効」にしておきます.

Magicpacket_win7_2_2

これでOSの準備は終了.次にBIOSです.BIOSはメーカーによっても詳細が異なるので何とも言えませんが,WOLを有効にするという設定があればEnableにしてください.

ここまで出来たら同一ネットワーク(自宅だったら自宅内の別PCやWOLアプリを使う)からスタンバイさせたPCをWOLしてみましょう.


WOLするためにはターゲットとなるPCのIPアドレスとMACアドレスが必要になります.IPアドレスはルーター経由でNATしてると,きっとローカルな192.168.xxx.xxxになっているはず.

IPアドレスやMACアドレスはコマンドプロンプトを管理者で起動して(cmd.exe)から「IPCONFIG /all」で調べます.IPアドレスは「IPv4アドレス」,MACアドレスは「物理アドレス」として表示されているはず.この値を書き留めておきます.

今回はWolDAKEというWindows用ソフトウェアを使ってみます.

設定は簡単.IPアドレスとMACアドレス,ポート番号を入力するだけ.ローカルの場合はポート番号は適当で良いのかな.Wikipedia見るとポート7か9のUDPパケットを使うとあります.これらを入力して「Wake on Lan」してスタンバイから復帰すればローカルの設定は完了です.

Woldake

ADSLモデムの設定

基本的にADSLモデムはルーター機能を有していますし,このルーター機能を使っている人が多いのではないでしょうか.このYahoo!のトリオモデムというモデムのルーター機能はWOLに適していないようで,外部から来たアクセスを自宅のPCに振り分けることは出来るのですが,ARPキャッシュの問題でスタンバイ直後は外部からWOL出来てもしばらくすると出来なくなります.

この辺はBB Watchの「清水理史のイニシャルB 第71回:インターネット経由でのWakeup On LANに挑戦 」が詳しいのでぜひご一読ください.

とにかく,ADSLモデムのルーター機能ではWOLするのが困難だということで,ADSLモデムの直下に置いていた無線LANルーターBUFFALO WHR-300HPに管理を任せることにしました.

我が家のADSLモデムはトリオモデム4G?とかいうタイプらしく,接続と設定からマニュアルが参照できます.

ルーターとして使っている場合は指定のアドレスでルーターにログインし,セットアップメニューから詳細設定モード→NAT→NAT機能を無効にします.

Nat_off

もちろんこれはADSLモデムの先に無線LANルーターを接続し,BUFFALO WHR-300HP本体裏のスイッチをルーターモードに切り替えて電源オフ,再起動するとBUFFALO WHR-300HP管理下で新しいIPアドレスになります.

WHR-300HPの設定を変更する

BUFFALO WHR-300HPはルーターモードの場合は192.168.11.xxxというIPアドレスを与えるようなので,ルーター(192.168.11.1)にログインして自宅のPCを静的アドレスに変更しておきます.

BUFFALO WHR-300HPにログインすると,「管理設定」→「アクセス」に「Internet側リモートアクセス設定」があります.これにチェックを入れることで外部からルーターにアクセスすることが出来ます.もちろんデフォルトのパスワードは変更しておきましょう.

Whr300hp2

また,任意の許可ポート指定しておくと外部からルーターにアクセスすることも少なくなるでしょう.

こうすることによって,Internetの外からBUFFALO WHR-300HPが接続しているIPアドレスへアクセスすることでルーターの管理画面を見ることが出来ます.

例えばルーターのIPアドレス(ステータスから確認できる)がxxx.xxx.xxx.xxxだったとすると,外部からブラウザーでxxx.xxx.xxx.xxx:yyyy(yyyyは任意で設定した許可ポート)にアクセスすることでルーターの管理画面に繋がります.

Router_login1

ここでユーザー名とパスワードを入力すると無事にログイン出来ます.

管理画面が出てきたら,「Top」の「ユーティリティー機能」→「ネットワークサービス一覧を表示」を押して出てきた自宅PCのIPアドレスにある「WOL」を押します.再度ユーザ名とパスワードを聞かれるので入力してOKを押すと「○○へWake on Lanパケットを送信しました」と表示されます.

Router_setup2

Router_setup3

これで自宅のPCはスタンバイから復帰しました.

Chromeリモートセットアップを使ってみる

外出先から自宅のPCをスタンバイから復帰させることが出来ればChromeリモートセットアップはほぼ完成です.その前に自宅のPCにインストールしているChromeにリモートセットアップをインストールしておきます.

「マイパソコン」にある「リモート接続を有効にする」をクリックしてみます.

Remotedesctop02

するとPINコードを聞かれるので任意のパスワードを2回入力します.

Remotedesctop03


すると再度PINコードを聞かれるので入力.

Remotedesctop04

Remotedesctop05

以上でリモート接続が有効になりました.あとは外から同一GoogleアカウントでログインしたChromeからリモートデスクトップを開き,マイパソコンにある操作したいパソコン名をクリックしてPINコードを入力すれば操作可能になります.

DDNS(Cybergate)とDiCEを使って独自ドメインを取得する

以上でIPアドレス:ポート番号にアクセスすることでルーターの管理画面に接続できるようになったのですが,IPアドレスが変更してしまったら使えません.無料のダイナミックDNSサービスを使用することで,IPアドレスとドメイン名を一致させることが出来ます.今回はPlanexの無料DDNSサービスである「CyberGate」とWindows用フリーソフトであるDiCEを使って独自ドメインを取得してルーターの設定をする方法について書いてみます.

BUFFALO WHR-300HPはDDNSの設定がBUFFAROダイナミックDNSとDynDNS,TZOの3つしか設定できません.

Whr300hp1

いずれも有料なので,個人が無料で使用するサービスが使えないのでどうしようか悩んでいたらプラネックスが無料で運営しているダイナミックDNSサービスのCyberGateというサービスを見つけました.

CyberGateのWebに使い方が詳細に書いてあるので登録の方法はこちらをご覧ください.

CyberGateに登録したら,ログインします.そして「ホストの追加」から好きな名前のサブドメインを取得します.

次はDiCEのインストールです.DiCEは無料版だとサービスとしての登録が出来ませんので,スタートアップに加えると良いでしょう.

DiCE DynamicDNS Client

DiCEをインストールしたら設定を行いますが,これもCyberGateのページに「CyberGate -DDNS-とDiCEの登録方法」として詳しく書いてありました.

DiCEの設定が終わったらイベント→「今すぐ実行」でIPアドレスとドメインとの関係づけをします.

設定が完了したらCyberGateの「-DDNS- ホストのIPアドレス変更・削除」で確認します.

Ddns_cybergate


これでブラウザーからドメイン名:ポート番号でログインできるようになりました.

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